ダウンサイジング
ダウンサイジングはサイズ(大きさ)をダウンさせる、つまり小型化を意味しますが、同時に高性能化、効率化などのニュアンスも含みます。
近年は軽自動車やコンパクトカーが増えました。ガソリン代も高いし、燃費や地球温暖化への懸念や、おそらく景気の悪化も関係しています。
製造業は全体的に落ち込み、建設業も予算が削減されて厳しい状況です。医療も長らくダウンサイジング状態です。
残念ですが、現実として日本の社会の多くの分野がダウンサイジング状況です。日本の存在感が低下し、若者の将来も明るくないなど、気持ちも沈んでしまいそうです。でも、きっと対処できると思います。今は過去に対応を誤ったツケが出ているに過ぎません。
ダウンという言葉のイメージは良くありませんが、賢く節約して質の高い生き方を目指すのは悪いことではないはずです。 適切な対応を求められているだけと考えます。
健康に及ぼすテレビの影響
視聴時間と病気の関係
オーストラリアで生活習慣と病気の関係を研究した結果が発表され、その中で、テレビの視聴時間が長くなると心臓血管の病気や癌が増え、しかも視聴時間が長いほど、その傾向が強いことが報告されました。(Circulation. 2010;121:384-391)。テレビを見ていると運動の時間が減りますから、体にとって良いことはないだろうと想像がつきます。座って食べる食品は本来の料理ではなく、どうしてもお菓子が多くなりますから、食事内容の偏りも出やすいと思います。
電磁波
電磁波の影響について明確な統計があるとは言えませんが、少なくとも体に良い効果があったという報告は少ないはずです。家電製品で電磁波を発生させないものはないはずですから、テレビの前で長時間座っていれば、明確には言えませんが何か影響があってもおかしくはありません。癌が増えたという今回の結果に影響しているかもしれません。
光の刺激
子供の番組(ポケットモンスター)のキラキラした画面で痙攣を誘発した事例がしばらく話題になったこともあります。 光の刺激はケイレンの検査に使うくらいですから、脳に何の影響もないとは言えません。 ケイレンは稀なことだと思いますし、普通は多少の不快感を感じることもある程度で済むでしょうが、中には気分が悪くなる人もいるかもしれません。
暴力シーン、セリフの影響
変質者を扱った映像や過激な暴力が意外に影響している可能性もあります。昔も凶暴な犯罪は多かったはずですが、昨今の犯罪は単に凶暴なだけではなく、テレビを真似たのではと思える事例も少なくありません。
また、ドラマで不良役が使う暴力的なセリフが、いつの間にか標準的な言葉になってしまうことを実感しますので、その影響は人の情緒、思考パターンにまで及ぶでしょう。テレビの不良と同じように考えていては、健康に留意するとは思えません。
我が家も子供達はヒーロー、家内は韓国ドラマのヒロインのような気分になっているようで、どこか実生活とかけ離れた感覚のせいで私は迷惑しています。
それはさておき、じっと座ってテレビやパソコンを眺める生活スタイルは改めるべきです。せめて視聴時間を減らして、体操や散歩などに回すべきでしょう。
平成22年3月31日