今年は例年以上に節電が望まれますが、夏を冷房なしで過ごすなんて考えられません。扇風機、ヨシズなどを使って、せめて電力消費を減らしたいと思います。
当院の道路側の窓が鏡のように見えるのは、遮光テープで光を反射するからです。これで輻射熱を減らせます(体型を確認するためにも使えます)。
電力会社の発表をどこまで信じてよいのか解りませんが、停電は困ります。皆で協力して、夏を乗り越えましょう。
ゲーム依存の弊害
ゲーム依存でまず連想するのはパチンコです。大金をスッてしまう実害もありますし、長時間座ったままの姿勢は体に良いはずがありません。
大相撲の力士達の賭博にも、ギャンブルへの依存が関係していると報道されていました。テレビに出演した某親方が「力士は勝負の世界に生きているから、ギャンブルは当然。」という意味の発言をしていましたが、その言い回しに症状が出ている印象を受けました。
ゲーム依存症の正式な病名はpathological gambling(病的賭博行為といった意味)で、単なる性格と勘違いされている面がありますが、本物の病気です。外国の研究書によれば、ゲームによって下のような傾向が発生し、麻薬と同じような独特の依存状態が発症するそうです。
@自己能力の過剰評価、
A勝因を過剰に評価する、
B(客観的)状況を過小に評価する、
C勝因と特定の事象を結びつける(縁起担ぎ)、
D勝利の場面だけを回想
・・と列挙されると、おやおや我が子も当てはまるようだ、と気になります。
今の子供は小さい頃から携帯型ゲーム機で遊んでいますが、長時間のゲームは病気を招くという認識を持つべきでしょう。
平成23年8月診療所便りより (2011.08.31up)